ねこひっかき病とは、猫や犬にひっかかれたり噛まれたりした傷を中心に赤く腫れ、傷のできた側のわきの下や首のリンパ節の痛み・腫れ・発熱などの症状を来す病気です。夏から秋にかけて発生頻度が高く、外で遊ぶ子供たちが見知らぬ猫や犬に手を出してしまい、思わずひっかかれて発病することもあります。
[原因]
猫の爪によるひっかき傷や咬み傷からバルトネラ属と呼ばれる菌が体内に入って感染することによりねこひっかき病は発病します。この菌は猫や犬などの動物の爪や口の内、あるいは動物に寄生するノミなどに存在しています。日本では猫の1割がこの菌を保菌しており、人間への感染のほとんどは猫によるものと考えられています。
[症状]
ねこひっかき病は最初に皮膚症状が出てきます。小さな赤い発疹、あるいは化膿した発疹やかさぶたを生じます。その後、痛みのあるリンパ節の腫れが出現します。わきの下や首、あごの下のリンパ節が腫れます。大きなものでは鶏卵大以上になることもあります。腫れたリンパ節は硬く、押すと痛みがありますがだんだんと軟らかくなり、しばしば一部が破れてうみが流れ出ます。これら発疹やリンパ節の腫れは2~5カ月で自然に治ります。まれに、頭痛や意識障害を伴う脳症や結膜炎を合併することもあります。また、糖尿病や肝硬変など免疫力の低下を伴う基礎疾患がある人や幼い子供では、しばしば重症になります。
[治療]
成人では自然に治ることが多いため、解熱薬や鎮痛薬の対症療法だけで経過観察します。普通、抗菌薬を使わなくても6~12週でよくなります。しかし、子供や体の弱った高齢者の場合はしばしば重症化するため、抗菌薬を使用する場合もあります。脳症を疑うような頭痛や吐気が出現したら早めに医療機関を受診したほうが良いでしょう。
[受診科]
小児科、内科、皮膚科
ねこひっかき病とは
| 脳の病名・症状 | 脳卒中 脳内出血 くも膜下出血 脳梗塞 一過性脳虚血発作 高血圧性脳症 |
| 目(眼)の病名・症状 | 白内障 緑内障 ものもらい(麦粒腫と霰粒腫) |
| 消化管の病名・症状 | 急性胃炎 慢性胃炎 胃潰瘍・十二指腸潰瘍 急性腸炎 慢性腸炎 過敏性腸症候群 胃下垂 胃ポリープ(過形成ポリープ) 腸重積 腸チフス ノロウィルス感染症 |
| 耳の病名・症状 | メニエール病 中耳炎 |
| 呼吸器の病名・症状 | 風邪(かぜ)症候群・インフルエンザ 急性咽頭炎 肺炎 |
| 循環器(心臓・血管 ・血圧)の病名・症状 |
高血圧症 動脈硬化症 狭心症・心筋梗塞 |
| 肝臓・胆のう ・すい臓の病名・症状 |
肝硬変 肝炎(急性肝炎・慢性肝炎・劇症肝炎) 膵炎 胆石症 |
| 腎臓の病名・症状 | 腎硬化症 腎不全 腎結石・尿路結石 ネフローゼ症候群症 |
| がん(癌)の病名・症状 | がん(一般) 胃がん 咽頭がん 肝臓がん 舌がん 膵臓がん 前立腺がん 大腸がん 乳がん 脳腫瘍 肺がん 膀胱がん |
| 皮膚の病名・症状 | アトピー性皮膚炎 蕁麻疹(じんましん) 白癬症(みずむし・たむしなど) 主婦湿疹(手湿疹) 手足のできもの(いぼ・タコ・ウオノメ) とびひ ねこひっかき病 |
| 骨・関節の病名・症状 | 椎間板ヘルニア 骨粗鬆(こつそしょう)症 |
| アレルギー性疾患 ・自己免疫疾患 | アレルギー・自己免疫疾患とは 花粉症 気管支ぜんそく アトピー性皮膚炎 |
| 内分泌・代謝の病名 | 糖尿病 高脂血症 |
| 精神・神経の病名 | 自律神経失調症 躁鬱(そううつ)病 |
| 女性の病名・症状 | 月経不順・生理不順 月経前緊張症 更年期障害 若年性更年期障害 子宮筋腫 子宮頚癌 子宮体癌 子宮内膜症 生理痛 乳腺炎 乳腺症 乳腺線維腺腫 不妊症 卵巣癌 卵巣のう腫 |
| 子供の病名・症状 | おむつかぶれ 気管支内異物症 クループ 小児自閉症 新生児ヘルペス 手足口病 伝染性紅斑(りんご病) 突発性発疹 乳児嘔吐下痢症 百日咳 風疹 ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS) プール熱 ヘルパンギーナ マイコプラズマ肺炎 水痘(みずぼうそう) 麻疹(はしか) 夜尿症 流行性耳下腺炎(おたふく風邪) |
| 性病の病名・症状 | エイズ(HIV) 外陰炎 疥癬(かいせん) 性器カンジダ症 ケジラミ症 細菌性膣炎 性器クラミジア感染症 性器ヘルペス 尖形コンジローマ 膣トリコモナス症 梅毒 淋病 |




