躁鬱病(そううつびょう)とは、気分の浮き沈みが病的な状態にまでいたるものです。
[原因]
他の精神の病気同様はっきりした原因はわかっていませんが、遺伝的な要因と環境要因(ストレスの蓄積)、性格的な要因などが相互に作用して起こると考えられています。その他、脳内神経伝達物質(セロトニン)などの機能が低下しているなどの器質的異常も認められています。
[症状]
異常に気分が高揚する状態を「躁状態」、異常に落ち込む状態を「鬱状態」といい、これを繰り返すのが躁鬱病です。しかし一言に躁鬱病といってもさまざまな種類のものがあります。
◎単極型鬱病…躁鬱病のなかでは最も多いタイプで、単純に「鬱病」という場合この単極型鬱病を指します。鬱状態だけが繰り返し現れるもので、不安・悲しみ・憂鬱などが一日中続き、集中力も低下して仕事にも支障が出ます。これらの精神症状だけではなく睡眠障害・食欲不振・体の痛みなど各種の身体症状が現れ、病院で検査を受けても原因がはっきりしません。この鬱状態はたいてい数ヶ月続き、症状は朝方が重く夕方にかけて軽くなるのが特徴的です。重症の場合は自殺の危険があります。
◎単極型躁病…あまり多い病気ではありませんが、単極性鬱病とは逆に躁状態を繰り返します。気分が高揚して何でもできるような気分になり、次々に湧き出るアイディアを実現しようとします。しかしその一方集中力に欠け思考にまとまりがない傾向があるため、無計画にハイリスクな行動をしようとします。
◎双極型躁鬱病…躁状態と鬱状態が一定の期間ごとに入れ替わるものです。入れ替わりのパターンはさまざまです。
◎仮面鬱病…最近増えているタイプの鬱病で、目立った精神症状がないのに身体症状のみが現れるためこの名があります。すなわち、体のあちこちに不調を訴えるものの病院の検査では異常が見つからない場合などはこの病気が疑われます。心気症・自律神経失調症との関係が深い病気です。表面的には鬱病であるこがわかりづらいために治療が遅れることがあり、時には自殺に至ってしまう可能性があります。
この他にも更年期・老年期に起こる鬱病などさまざまなタイプが存在します。
[治療]
ここでは鬱病の治療に関して述べる事にします。
鬱病で最も危険なのは自殺であり、これを防ぐためにも病状の悪化を防がねばなりません。まず重要なのは家族の協力で、鬱病患者との接し方には注意が必要です。まず鬱病患者は激しいストレスで判断能力が低下していますから、転職・退職・退学などの重要な決断などの重要な決断は病状が改善するまでは先延ばしさせます。また思い悩む事によって精神的にも体力的にも消耗しますので十分に休息をとらせるようにします。家族が特に注意しなければならないのは、「がんばれ」などの励ましをしてはいけないということです。こういう言葉をかけられると、鬱病患者は責任を感じ追いつめられて病状が悪化してしまいます。
鬱病はれっきとした病気ですから、十分な休息と投薬(抗鬱剤や抗不安薬など)が有効であることは他の病気と同様です。重症の場合でも電気けいれん療法という方法があります。
しかし、しばしば鬱病患者は自らの症状を単なる甘えととらえ、自分で問題を解決しようし、さらに状態を悪化させてしまいます。
鬱病は個人の努力で克服できるものではありません。場合によっては死(自殺)に至る危険のある病気であることを家族・患者本人がしっかりと認識し、医師の指示に従って治療に望むことがたいへん重要です。
[受診科] 精神科
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躁鬱病(そううつびょう)
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| 消化管の病名・症状 | 急性胃炎 慢性胃炎 胃潰瘍・十二指腸潰瘍 急性腸炎 慢性腸炎 過敏性腸症候群 胃下垂 胃ポリープ(過形成ポリープ) 腸重積 腸チフス ノロウィルス感染症 |
| 耳の病名・症状 | メニエール病 中耳炎 |
| 呼吸器の病名・症状 | 風邪(かぜ)症候群・インフルエンザ 急性咽頭炎 肺炎 |
| 循環器(心臓・血管 ・血圧)の病名・症状 |
高血圧症 動脈硬化症 狭心症・心筋梗塞 |
| 肝臓・胆のう ・すい臓の病名・症状 |
肝硬変 肝炎(急性肝炎・慢性肝炎・劇症肝炎) 膵炎 胆石症 |
| 腎臓の病名・症状 | 腎硬化症 腎不全 腎結石・尿路結石 ネフローゼ症候群症 |
| がん(癌)の病名・症状 | がん(一般) 胃がん 咽頭がん 肝臓がん 舌がん 膵臓がん 前立腺がん 大腸がん 乳がん 脳腫瘍 肺がん 膀胱がん |
| 皮膚の病名・症状 | アトピー性皮膚炎 蕁麻疹(じんましん) 白癬症(みずむし・たむしなど) 主婦湿疹(手湿疹) 手足のできもの(いぼ・タコ・ウオノメ) とびひ ねこひっかき病 |
| 骨・関節の病名・症状 | 椎間板ヘルニア 骨粗鬆(こつそしょう)症 |
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| 内分泌・代謝の病名 | 糖尿病 高脂血症 |
| 精神・神経の病名 | 自律神経失調症 躁鬱(そううつ)病 |
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